アクセスランキング ブログパーツ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

貧乳で可愛い妹を抱きしめ、処女膜を破って初体験する童貞兄

妹の美歌を抱きしめ、キスをすると、唇が震えているのが分かった。
かなり緊張しているのがよく分かった。
いや、俺もかなり緊張していた。

俺から離れ、意を決したように、衣服を脱ぎ始めた美歌だが、ぎこちない。
俺も脱ぎ始めると、美歌はチラッとこちらを見た。
お互い全裸になると、美歌はまた俺の胸に身を寄せてきた。
ベッドに寝かせ、キスをして、美歌の美しい乳房を手にした。
俺の手はぎこちなく震えていた。

エロ雑誌のモデルの胸とは違い、貧乳で硬いと思った。
ゆっくりと両手で両方の乳房を揉んでみた。
そして恐る恐る、まず右の乳首を吸ってみようと、顔を近付けたら、息を感じとったのか、美歌の乳房はピクンとなった。

『チュッ』
と軽く唇で乳首を含んでみると、またピクンと動き、乳首は唇から外れた。
それを追いかけるようにまた、乳首を唇に含んだ。
美歌は少し、ため息のような声を漏らした。
そして自分の知る限りの愛撫を美歌にした。

徐々に潤ってきた様子の美歌の足を広げ、俺は入れようとした。
『いいか?』
聞くと
『待ってとか言ったら絶対待ってね?』
『分かった』
左手の親指と人差し指で美歌の性器を広げ、右手で立った俺の性器を美歌の性器に狙いをつけた。

膝を寄せ、美歌の性器に俺の性器を押し付けてみたが、上手く入らない。
もっと膝と下腹部を寄せて、押し込むようにしたら、先が少し入った。
『痛っ』
と少し言ったので、躊躇した。

『だ、大丈夫だよ』
と言うので、さらに侵入を試みた。
でも押し戻されてばかりだった。
何度か深呼吸していた美歌だった。
痛いのを我慢してるのが分かった。

ぎゅっと強めに侵入を試みたら、半分まで入った。
『ううっ!』
と唸るような声を出していた。
『痛い?』
『痛いけど、大丈夫だよ』
さらに奥に進め、合体が完了した。

でもあまりの気持ちよさに、腰を振る余裕もなく、あっけなく果てた俺。
八月三日、兄妹の初エッチ記念。
うっすら血が滲む美歌の性器から、トロっと、俺の精子が流れた。

おさないころから仲が良かった俺達兄妹。
周りから、兄妹と言うより、恋人同士みたいと言われていたから、いつかこうなるだろうと思っていた。

気持ちを押さえることが難しくなり、美歌に打ち明けると、美歌も同じだと言った。
そして童貞と処女を捧げあった。

冷静さがなかった初エッチ、妊娠しなかったのは幸いだったので、今はきちんと避妊している。

インカレサークルの王様ゲームで、男に手コキで生かされるM男【ゲイ体験】

大学時代に、インカレサークルに入っていて
サークルメンバー6人で温泉旅行にいきました

メンバーは僕(斉藤)・長谷川(男)・藤木(男)
ゆりちゃん(女)、みくちゃん(女)。あやかちゃん(女)の
男三人✕女三人の合計6人でした。

旅館ではみんなお酒が入り、
大盛り上がり

いつしか場所は男性陣の部屋に移り、
部屋で飲みながらはしゃいでいました。

そして長谷川の提案で
王様ゲームをやろうということになり、
皆乗り気でゲームを始めました。

しかし、予想通りといえば予想通りでしたが、
途中から男性陣が王様になると
エロの方向へと進んでいったのです。

でもそこは大学生でお酒が入っていることもあり、
どんな命令でも「命令だから」と
言われればみんな実行していきました。

俺は王様の命令により、ゆりちゃんとキスをしたり、
あやかちゃんのおっぱいを揉んだり
することができました。

そして藤木が王様になったとき、
「2番が4番の性器を10秒間触る!」との命令が
下され、4番であったあやかちゃんはさすがに
抵抗を隠せずにいましたが

「命令だから!」と言う王様の発言と、
皆のノリで実行することになりました。

2番であった長谷川はあやかちゃんの
パンツの中に手を入れ、皆が10数える間

あやかちゃんの性器を弄り続けていました。

めちゃくちゃ羨ましかったです。

そろそろ危険だと感じた
女性陣は「もうやめよう~」と言ってきました。

そこで長谷川は「わかった!最後の1回!」
と皆に言い聞かせ、結局最後に1回だけ
やることになりました。

「最後の1回だぞ!負けた奴覚悟」

と張り切っていた長谷川であったが、
王様にはなれずに悔やんでいると、
「やった!!!王様だ!!!」と藤木が大声で
勝ち誇ったようにガッツボーズを決めながら叫んでいました。

長谷川は

「最後だから激しいのでいこうぜ~!」

と藤木を煽り、
女性陣は「エロいの反対~!!」と言い合っていました。

そして皆が沈黙となったときに
王様である藤木が発した言葉は

「5番が・・・全員に」

で間隔を置き、
皆が続きの言葉を待ち望んでいると

「イカされる~!!」と叫びました。

命令は「5番が全員にイカされる」でした。

俺も長谷川も「うぉ!!」と興奮し、
女性陣は「えぇ~!!」と
落胆の声を挙げました。

そして気になる5番は・・・ドキドキしていると

あれ?5番って・・・俺じゃん!!!

まじかよ!!

と思いながら皆を見ると
女性陣は5番から外れたのを確認し、
一人ずつガッツポーズを決めていました。

長谷川は「俺じゃないぞ?」
とその番号を皆に見せていました。

皆の視線が僕に集まりました。
女性陣は嬉しそうに「何番?」と僕に聞いてきます。

僕は恐る恐る番号が見えるように差し出しました。

その「5番」を確認した瞬間「キャー!!」
だの「やったーー!!」だの歓喜の声が
響き渡りました。

「ちょっ、やっぱやばくない?」

と言いましたが、女性陣は皆声を合わせて

「命令だよー!!」

「私だって嫌なことされたんだから
実行しなきゃ駄目だよ!!」と強気の発言の連発でした。

仲の良い友達にイカされるってどんなんだろう?
想像もつきませんでした。

みくちゃんは暴れるといけないからといって
僕を押し倒して僕の左腕の上に腰を
下ろして腕を固定しました。

みくちゃんはゆりちゃんに指示を出し、
ゆりちゃんは僕の右腕の上に腰を下ろして
腕を固定しました。

異常なシチュに
これはこれで嫌な気分ではありませんでした。
二人とも僕の腕を跨いでいるので、僕の腕と二人の股間が服越しにですが
触れ合うのです。

僕はあわよくば二人の股間を触ろうとしましたが、
腰に触れるのがやっとでした。

みくちゃんは「どうやってイカせようか~」
とニヤニヤしながら僕のシャツをたくし
上げてきました。

「乳首責めちゃおうかなぁ~」と言って僕の乳首を弄り始めました。
それを見ていたゆりちゃんももう片方の乳首を弄り始めました。
乳首を指で摘まれたり、弄られたりしているうちにどんどんと気持ちよくなってきて
チンポも段々と硬くなってきました。

「気持ちいい?」と聞かれましたが、素直に気持ちいいと答えるのは屈辱に感じるのと
悔しいという気持ちで無言で声が出るのをこらえていました。

しかし、次の瞬間、思わず
「あぁっ!」と声が出てしまいました。

あやかちゃんがズボンの上からチンポを握ってきたのです。
「硬くなってる~」と嬉しそうに言いながらズボンの上から揉むように触っています。
相当変な気分になっていましたが、何とか悟られまいと堪えていると

「脱がそうぜ」

長谷川の声でした。

あの野郎~~と思いましたが、脱がされるのは想定の範囲内のことでしたので
抵抗することもしませんでした。

ただ、長谷川にズボンとパンツを脱がされたことは屈辱に感じました。
ズボンとパンツを脱がされると皆の目が僕の下半身に集中しました。
仲の良い友達5人に僕の勃起したチンポを見られているのです。

もちろん恥ずかしさと屈辱はありましたが、
何故かそれが興奮してきたのです。
自分にもこんなM願望があったなんて知りませんでした。

そして「半剥けだね。剥いちゃおう」と言ってあやかちゃんが僕の仮性包茎の皮を
剥いできました。
普段は皮に隠れている部分が空気に触れてスースーしました。

「これ使おうぜ」と長谷川の声がしたのでチラッと見るとローションを取り出して
いました。

そして目を瞑って次の責めに備えていると、チンポにひんやりとしたドロドロの
ローションが大量にかけられてきました。

次の瞬間
「ああぁっ!!!」と大きな声を出してしまいました。

僕のチンポを握り、ローションをチンポにすり込むように上下にゆっくりと扱いて
きたのです。

物凄い快感で、1回上下に扱かれる度に大きな声を出してしまいました。

チラッと目を開けるとみくちゃんが僕の顔を見ており、僕と目が合って
ニヤニヤしながら
「すっごく気持ち良さそう~」と言ってきました。

僕は恥ずかしくなって反対側に顔を背けましたが、今度はゆりちゃんと目が合って
しまって、結局目を閉じてしまいました。

僕が感じている顔を二人とも見ているのです。
普段見せる事のない顔を見られていると思うと恥ずかしくてたまりませんでした。

その間も僕のチンポは扱かれており、あっという間に射精感が高まってきました。

やばいやばい・・出る出る・・・
と高まる射精感と戦っていましたが、早漏の僕はローションを使った手コキに
耐えれるはずがありません。

しかし、こんなに早く射精してしまうのはあまりにも情けなさすぎます。
僕は自分のチンポを扱いているであろうあやかちゃんの方を見て
「お願い、ちょっと待って!!」と声をかけました。
しかし、僕の目に映ったのは全く想像していなかった光景でした。

長谷川がニヤニヤしながら
僕のチンポを扱いていたのです。

「えっ?えっ?うそっ???」

僕はびっくりして気が動転してしまいました。
男友達の長谷川が僕のチンポを扱いていて、
しかもその長谷川に射精寸前に
追い込まれているのです。

男同士のゲイプレイです

「あっ?バレた?俺がイカしたる」

そう言ってローションまみれの
僕のチンポを強く握り、高速で上下に扱いてきた
のです。

まさか皆が見ている前で長谷川の手コキで射精するなんて僕の男としてのプライドが
許すはずがありません。

「おいっ、ちょっとまてっ・・・あぁっ!無理っ!!」

抵抗しようとしましたが、早漏の俺にはその責めに耐えることもできず、あっけなく
ピュッ・・ピュッ・・ピュッ・・・・と射精していましました。

射精した瞬間、「出たーー!!」だの「きゃーー!!」だのという歓喜の声が
聞こえました。

僕は仲の良い友達5人に勃起した仮性包茎のチンポを見られ、全員に射精するところを
見られたのです。
しかも、男友達である長谷川の手によって射精してしまったのです。
いくらゲームとはいえ、プライドもズタズタにされてしまいました。
ご丁寧に長谷川は完全に射精が終わるまで扱き続けてくれているのです。

そして射精が終わるとこのゲームも
終了のはずだったのですが

ここから異様な雰囲気となりました。

長谷川は射精が終わった僕のチンポをゆっくりと扱き続けているのです。
通常は射精した後は小さくなっていくのですが、快感を贈り続けることによって
僕のチンポが縮こまるのを防いでいるような感じでした。

「終わったからもうやめろって!」

と言って阻止することもできたのですが、
初めて味わう快感であり、
抵抗することもできずに身を任せてしまったのです。

射精が終わった後
、更にローションを足してゆっくりと扱いてくるのです。

僕はその快感に「はぁ~」とか「あぁ~」と
完全に声を出して感じてしまっていた
のです。

みくちゃんもゆりちゃんも僕の腕に乗ったままその光景を見守っていました。
さっきまではしゃいでいた皆はこの異様な光景に声も出さず、どうしていいのか
わからず、見てはいけないものを見ているような目で見届けています。
男が男にチンポを扱かれて感じている。確かに異様な光景だと思います。
でも僕はあの初めて味わう快感を拒否することができなかったのです。

僕のチンポは長谷川にゆっくりと扱かれているうちに再び硬さを取り戻して
いたのです。
ローションによってクチュクチュと音をたてながら上下に扱かれ、その度に喘ぎ声を
出して感じていました。

長谷川は突然逆手に持ち代えて扱いてきました。
その逆手が強烈な快感を生み出し、

「あぁああっ!!!」

と大きな声を出して悶えてしまいました。

上下に扱く度に4本の指がそれぞれカリと擦れ合い、極度の快感が襲い、再び射精感が
込み上げてきました。

長谷川は逆手のまま扱く速度を速めてきました。
そのまま僕の反応を見て
「イキそ?」と聞いてきました。

男に扱かれて「イキそう」と答えるのは屈辱的でしたが、もう堪えることも
できませんでした。

僕は恥ずかしさと屈辱を感じる中、
聞こえるか聞こえないかの声で

「出る・・・」と呟きました。

長谷川は再び逆手から通常の持ち方に代えると物凄い速度で上下に扱いてきました。

そしてすぐさま

ピュッピュッピュッ

と2回目の射精をしてしまいました。

皆は無言で射精するところを見ています。
僕のお腹には2回分の精液が飛び散っていました。

射精が終わってはぁはぁ・・と快感の余韻に浸っていると、女性陣は気まずそうに
「そろそろ帰るね」と小さい声で告げて、静かに部屋を出て行きました。

長谷川と藤木もチンポ丸出しでお腹に大量の精液が飛び散っている僕の姿を見て
「風呂入ってくるわ・・」と言って気まずそうに部屋を出て行きました。

長谷川は部屋を出る前に
「ごめん、やりすぎた」と小さい声で誤って行きました。

僕は部屋のシャワーで体を洗い、二人が戻る前に眠ってしまおうと思って眠りに
入りました。

次の日、ものすごく気まずい雰囲気でした。

女性陣とも目を合わせることができず、会話もほとんどしないまま旅行は
終わりました。

僕はその日以来、サークルを辞めてしまいました。
その5人と校内で会っても会話もできなくなり、僕は皆を、皆は僕を避けるように
なってしまいました。

遊びも度がすぎると人間関係を壊してしまうのですね。

変な体験でしたが、こんな体験は二度と無いでしょう

弟のSEXボランティアになった未婚の姉

普段の平静の時には、
実の姉には欲情しないけどさ

向こうから 「相手してあげる」って言われたら
弟の俺もチンコが反応しちゃうよ

嫁が妊娠中、姉に世話になった。

それがきっかけで、
今もたまにHをやらせて もらってる。

姉貴がいる奴ならわかるけど、
エロゲーみたいに普通は欲情しない

でも、向こうから 「相手してあげる」って言われて股を開かれたら、
勃起しない男はいない と思う。

やってる間は申しわけなく思う。

マジに便所女みたいに使ってるだけだから。

姉の知り合いで、
妊娠中にダンナが浮気をしたのがきっかけで離婚したり、
ダンナがガマンし切れず隠れて風俗を使って
病気をうつされた、なんて話 をよく聞くそうだ。

一方で、俺の嫁はよく実家に泊まり、
妊娠するとほと んど実家に居るようになってた。

姉もそのことは知っていた。

姉は両方の事情(男=ガマンできない、
女=妊娠中はツライ)がわかった から、
人助けのつもりでsexしてくれたんだと思う。

あと、姉弟としては 歳が離れていて
(俺=22、姉=29歳)、
昔から俺の世話を焼くのが習慣っ ていうのもあったし。

そういうことになっちゃう、
っていう理由の、環境は少し。
あとは、 きっかけなんだと思う。

実際はこんな話。

俺が姉の家でご飯をもらっていて、
嫁の妊娠の話→エッチの話になり、

「ご飯ばかりでなく下半身のほうも困ってる」

って、冗談っぽく言ったら、
うまく話の流れに乗ってなくてマジに聞こえて。

それでも別に

「姉に何と かして欲しい」っていう意図は無かったけど、
雰囲気としてはそういう意 味になり、
「それじゃ相手してあげる」ということになった。

最初、俺はすごく遠慮したよ。

「うそうそ! 大丈夫」

とか

「それって、 便所と同じだよ」

とも言ったし。

すると、むしろ「便所女でいい」、

「便所女 のほうがいい」という答えが返ってきた。

溜まった精液の処理を嫁の代わ りにするだけの
ボランティア、そういう考え方らしい。

実際は姉とsexするなんて考えてなかったから、
それでも冗談のつもりで

「そんな話してたら、立ってきちゃたよ」

とか、

「ずっとアソコも見せ てもらってないからな」

みたいにつぶやいた。

それで話は終わる、と 思ってた。

ところが姉はそれに反応して、
急にパンツを脱いで俺に向か って脚を開いてた。

「好きにしていいよ」ってわけ。

驚いたけど、妻の妊娠で1ヶ 月禁欲生活してて見てなかった
生のマンコを目の前に晒されたら、
姉だろうがなんだ ろうが、入れたくなって当たり前だと思う。

ご飯の途中だったけど、そ んなことも構わず挿入させてもらったよ。

それが最初。 そのときもそうだったけど
姉とのsexはあっさり。
服は着たまま、メガネ も外さない。

姉は仰向けに寝るけど俺は体を起こしたまま。

抱合うこと もキスもない。

女はおまんこを刺激されれば少しは反応するだろうけど、
姉は挿入される瞬間に少し息を止めるくらいで、
あとは激しく動いても 平静。

感じてもないらしい。

おまけに姉の膣はユルユルで、
最初は本当に 入っているのか疑ったほど。

いつも「ごめん、すぐに出すから」みたいな 感じで
始めるんだけど、早くても20分、遅いときは
1時間くらい続けても 射精できない。

姉を含めて4人の女性とsexしたことがあるけど、
あんな変な膣は姉だ け。

もしかしたら奇形なのかも知れない。

でも、いいこともあるんだよね。

射精の快感がすごい。

時間をかけて刺激 されて、
出る量が多くなるからだと思う。
あと会話しながらsexできる、 っていうのもある。

姉は性器では感じてないかも知れないけど、
触れ合う のが嬉しいのか、今までした事がない
本音で話をしてくれる。

殆どは プライベートな事なので。

ここで書いても「それが?」っていう話になるけど。

姉はイクという感覚は無いらしいけど、
会話をしながらsexできるし、俺が 出すときも
それ(精液)を受け止めてくれる。俺はそれがうれしい。

姉には 幸せな結婚をして欲しいと願うけど、
一方で、いつまでも俺の姉であって 欲しい、
独占したい気持ちもある

大阪で客引きのお婆さんに20代後半のお姉さんを紹介された10代のエロガキ

オレの初体験の思い出です

当時まだ16歳だったオレ

生まれてこの方女という生き物と
付き合ったことすらなく、当然のように童貞だった。

 ツレの中には、恵まれた奴なんかもいて、
さっさとそんなものとはおさらばしちゃった話を聞かされたりすると、
まぁやりたい盛りなエロガキ特有の
見栄なんかもあって、もう我慢ができなくなる。

 そんなとき、バイト先の先輩から
”新地”の話を聞かされた。

 「新地”てのは知ってる人もいるだろうけど、
大阪だとまだちらほら残っている昔遊郭だった所だ。

 有名どころだと、
飛田とか信太山新地なんてのがあるけど、
当時10個上の先輩が足繁く通っていたのは滝井新地ってとこ。

 あのダイエーが一号店を出した
千林ってとこの近所にある。

夜になると、やり手婆ぁが街頭に立って、客引きをするわけだ。

 当然、上にあげた有名どころと違って、
寂れたところなんで、きれいどころはまずいない。

下手すりゃ、やり手婆ぁがそのまま
お相手になるなんて不幸だって待ち受けていることすらあるらしい。

 そんなとこなんで、普通若い奴はまず行かない。

客層はほぼ、客待ちタクシーの運ちゃんとか、
要はおっさんが相手なわけ。

 けれど、当時のオレは先輩の話から漂ういかがわしい雰囲気と、
何より家からそう遠くない場所にあったこと、
そして普通の風俗やソープなんか
より相場の安い値段に吸い寄せられた。

 親には、友達のうちに泊まる、と嘘をついて家を出た。

当時乗っていたRZ50を走らせ、現地に向かう。

 昼は安いことで有名な商店街なので主婦でいっぱいだが、
夜、しかもこんな深夜だと酔っぱらいとか
柄の悪そうなのとかしかうろついていない。

 バイクを道ばたに停め、てくてくと歩きながら
オレはやり手婆ぁの姿を暗がりに求めた。

 そしたらまぁ、いるいる。手招きする婆ぁがそこかしこに。

「兄ちゃん、こっちこっち」

「遊んでいき、おばちゃんとこええ子おんで」

 今ならそんな風に声をかけられても鼻で
笑ってやり過ごせるのだけど、当時のオレはまだガキだったし、
それに婆ぁどもの声のかけ方がなんとも怪しげだった。


 なにせ、潜めた小さな声でぼそぼそ、
と声をかけてくる。暗がりからそんな声が聞こえてくるのは、
初めてだったオレにはちときつかった。

 どう反応して良いか分からず、
仏頂面で婆ぁどもをやり過ごし、
千林駅のすぐ傍の明るいあたりまで来て、オレはため息をついた。
 緊張感はもう最高潮。手持ちぶさたで、当時覚えたてのタバコに火をつけ、一服する。
 ハードな現場の雰囲気に呑まれてしまって、心細くさえなってしまっていた。

まいったなぁ……。もう帰ろっかなぁ

 などと情けないことすら考えていたオレの前に、一人のやり手婆ぁが声をかけてきた。
「どうしたん、おにいちゃん。もう遊んできたんかいな?」
「えっ、いや、まだやけど……」
 視線をそちらに向けると、でっぷりと肥えた婆ぁが一人。ひっつめ髪で、ジャージ姿。ただ、他の婆ぁと違って明るい印象のせいかこちらの緊張がほぐされる感じがした。声のトーンも普通だった。

「なんや、ほなおばちゃんとこで遊んでいきや」
 にこにこと笑う婆ぁの笑顔に安心して、オレも気が大きくなる。
「おばちゃんとこ、なんぼなん?」
「ホテル代が5000円で、お姉ちゃんに7000円払たって」
 しめて1万2000円。この辺の記憶は結構曖昧なので、もしかしたら間違っているかも知れない。

 飛田とかの有名どころなら、昔の遊郭跡をそのまま使っていたりしてやる場所もあるのだけど、ここではそういうのは殆どない。
 いわゆるホテトルとかと同じなわけだ。ホテルって言ってもそんなこぎれいなとこじゃなくて、昔の連れ込み旅館に毛が生えたような感じ。

 ちょっと考えたが、この婆ぁの持つ安心感に賭けることにした。
「ほな……。おばちゃんとこにするわ」
 オレがそういうと、婆ぁはちょうど自転車で通りがかった一人のお姉さんを呼び止めた。
「サチコちゃん、ちょうど良かった、このおにいちゃん相手したって」
 サチコちゃん、と呼ばれたお姉さんはぴゃっと自転車を降りるとその辺に止めて、こっちに近づいてきた。

 お姉さん、って言っても、当時でいくつくらいなのかなぁ、多分20代後半から30代前半くらい。めちゃめちゃきれいってわけでもないけど、顔立ちは整っていたし、おばちゃんって感じでもない。
 先輩に聞いてた話よか条件が良さげで、ほんの少しラッキーと思った。

 髪はそんなに長くない。服装は多少野暮ったい感じもするワンピースだった。
「はーい。ほなついてきて、お客さん」
 笑顔でそういうサチコさんについて、路地裏に入っていく。すぐ傍にある古びたホテルの玄関をくぐって中に入った。

 ラブホ自体初めて入る上に、古びて下品な雰囲気のいかがわしさにくらくらする。床に敷かれた赤絨毯がそれに拍車を掛ける。
 部屋の中も似たような雰囲気。緊張のせいかきょろきょろしているとサチコさんがくすくすと笑った。

「お兄さん、もしかして初めて遊ぶん?」
「うん。分かる?」
 どぎまぎとしてオレがそう言うとサチコさんはまたもくすくすと笑った。

「分かるよぉ。お兄ちゃん、アンタまだ高校生くらいやろ?」
 そこまでバレてると分かって気が緩む。
「あはは。バレた?」
 苦笑いしながら、オレがそう言うとサチコさんは荷物を置いてワンピースを脱ぎはじめた。

「そうちゃうかな、って思ってん。でも、お兄ちゃんみたいな若い人ってあんまりけえへんから、よかったわ」
「そうなん?」
「そらそうやん、わたしかってオッチャンよりはお兄ちゃんみたいな若い子の方がええよぉ」
 お世辞だろうが、当時のオレにはそんな機微は分かるはずもない。単純に嬉しくなる。
「服脱いで。お風呂入らな」
「あ、うん」
 ぼーっと突っ立っていたオレは慌てて服を脱ぎはじめた。脱ぎながら、ワンピースからこぼれ出たサチコさんの肢体に目が奪われる。

 当時は今みたいに下着のバリエーションもそう無いし、露出度もそう高くない。色だってそうそう派手なものではなくて、ベージュだったが、初めて目にするオカン以外の生の女性の下着姿に興奮する。

 サチコさんは着やせするタイプらしく、ワンピースの時は分からなかったむっちりとした体型。身体のラインもそう崩れておらず、もはやオレの興奮は最高潮だった。
 サチコさんに手招きされ、一緒に風呂場に入る。シャワーの湯を調整したサチコさんに身体を洗ってもらい、バスタオルで身体を拭くように促され、外に出た。

 すぐに出てきたサチコさんも身体を拭くと、にっこりと笑って一緒にベッドに向かう。
「えと、どないすんの?」
 間抜けなことを聞いたオレにサチコさんはくすりと笑った。
「そこに仰向けに寝て。後は任しとき」
「う、うん」
 いざとなると緊張のせいか、下半身はしょぼんとなっていた。寝転がったオレに跨るようにサチコさんの身体が覆い被さる。

「ちっちゃなってるやん……。もしかして、ほんまに高校生なん?」
 緊張しきったオレに、サチコさんはさすがに声を潜めて聞いてきた。
「うん。ほんま」
「悪い子やなぁ。ふふっ」
 少し目を丸くしたサチコさんは、そうささやくとオレの下半身に顔を埋めた。

 下半身がぱくっとくわえ込まれ、暖かい感触に包み込まれる。舌でぺろぺろと舐め回される初めての刺激に、思わず声が漏れる。
「んー」
 あっという間に、ビンビンになったイチモツをサチコさんの唇が這い回る。

「おっきなってきたね。かわいい」
 そうささやくと、サチコさんは覆い被さったまま体勢をずらしてきた。なすすべもなく寝転がったオレの顔の前に、おかしそうな表情のサチコさんの顔が近づく。

 えっと思った瞬間、サチコさんの唇がオレの唇に重ねられた。キスしてもらえるとは思ってなかったので、心底驚き、そして差し込まれた舌の感触に慌てて舌を絡める。

「へへ、お兄ちゃんかわいいから」
 何故か照れくさげにそう言ったサチコさんに、もうこっちは心臓バクバク。女慣れしていないから余計にね。

 ベッドのそばに用意されていたコンドームを装着してもらい、そのままの体勢で導かれるままにドッキング。
騎乗位で、ゆっくりと腰を沈めたサチコさんの唇から、かすかに吐息が漏れる。

 ぬちゃっとした感触と、包み込まれる感覚。暖かい肉に包み込まれる初めての体験に、顔が熱くなった。
「んんっ、はぁ……」
 緩やかに腰を揺するサチコさんの胸が、ゆらゆらと一緒に揺れる。

「おっぱい、触ってもええよ……」
 サチコさんに促され、オレはおずおずと揺れるおっぱいに手を伸ばした。
 そうは言っても、なにもかも初めてづくしなわけで、テクニックなんざあるわけもない。
 おそるおそる、柔らかくそして重量感のあるおっぱいの感触に戸惑いながら、もみもみする。

「んん、はぁ……、んっ」
 サチコさんが腰を揺するリズムに合わせて、イチモツを締め付ける肉のうごめきが締め付けるように震えた。

「くぅ……」
 サチコさんの奥底に当たる感覚と、刺激に急速に立ち上がった快感に思わず声が漏れる。
 視界の中のサチコさんは、うっとりと目を閉じ、快感に身を任せているようにも見える。

 オレの視線に気付いたのか、サチコさんは何故か気恥ずかしそうに吐息混じりの声を漏らした。
「今日は……もう、上がり……ん、やから、最後くらい、気持ちいいエッチしたいやん……」
 本気かウソかなんて分からない。でも、当時のオレからすれば、そんなこと言われたらもう堪らない。

「あ、アカン、オレ」
 我慢などできるわけがない。あれよあれよという間に登り詰め、オレとサチコさんはびくびく、と身体を震わせてイッてしまった。

「はふぅ……」
 どちらともなく、吐息が漏れた。
 かすかに頬を上気させ、紅潮させたサチコさんがのろのろとオレのイチモツを引き抜き、コンドームを処理してくれる。
「やっぱ若いなぁ……。こんないっぱい出して」
 オレの目の前でコンドームをぶらぶらと見せつけると、ティッシュにくるんでゴミ箱に捨てる。

「おいで。洗たげるから」
 サチコさんに促され、再度風呂場に。下半身を洗うサチコさんの指先の感触がくすぐったい。
 先に出て、身体を拭いたオレは服を着るとお金を用意する。タバコに火をつけ、一服したところで、初めて実感が湧いてきた気がした。

「なんやの、アンタタバコなんかすうたらアカンやん」
 バスタオルで身体を拭きながら、サチコさんが笑ってそう言う。
「ええやん」
 一戦交えて、少し気が大きくなったオレは悪びれずにそう返した。

「もぉ、アカン子やなぁ」
 タバコをふかしながら、サチコさんが下着を着け、ワンピースに袖を通す様をちらちらと見てしまう。

「あんまし見やんといて。こんなおばちゃんの裸」
「おばちゃんやないですやん、めっちゃきれいですよ」
 恥ずかしそうにそうつぶやくサチコさんに、気の利いた言葉が浮かばず、何のひねりもないほめ言葉を言うと、サチコさんはにんまりとしてくれた。

「お世辞でもうれしいわぁ。ありがと」
「お世辞やないですって」
 タバコを灰皿に押し込むと、オレは用意していたお金をサチコさんに渡した。

「どうもありがとうございました。またきてね、って言いたいとこやけど、今度はもっと大人になってからね」
 かしこまった口調で、しかし笑顔でサチコさんはそう言った。
 フロントで部屋の代金をサチコさんが払って、ホテルを出た。
 何となく無言で、てくてくと歩くと婆ぁがいた場所に戻る。

「お疲れさん。どお、サチコちゃんええ子やろ、お兄ちゃん」
 開口一番そう言う婆ぁの言葉に思わず笑ってしまう。
「めっちゃよかったっすよ。また来ます」
「じゃあ、お母さん、今日は上がりなんで」
「はーい、お疲れさん」

 サチコさんは停めてあった自転車のスタンドを払うと、婆ぁにそう言って自転車に跨った。
 オレはというともっと外れに停めてあるRZ50のとこに歩き出した。
「どこまで帰るん?」
 オレの歩調に合わせたわけじゃないんだろうけど、ゆっくりと自転車をこぎ出したサチコさんが横に並ぶ。

「バイク向こうにおいてあるから、取りあえずそこまで」
「アンタバイク乗ってるんや、事故気いつけやぁ。彼女とか乗せるんやろ?」
「分かってるよお。ていうか彼女とか居らんし、原付やから2ケツできひんし」
 オレがそう言うとサチコさんはくすりと笑った。

「でも中型とか取るんやろ?」
「そのうち取ろうと思ってるけど」
 オレがそう言うと、サチコさんは何故かすごく優しいような、しかしどこか寂しげな表情になった。

「わたしの弟もバイク乗っとったで。RZとかいうの」
「え、そうなん? オレもRZやで。50やけど。あれあれ」
 見えてきたオレのバイクを指さすとサチコさんは目を丸くした。

「アレかいなぁ。原付って言うからスクーターかと思ったわ」
 バイクのキーをポケットから出し、バイクに付けてあったヘルメットを取り外す。
「ほな、帰ります。ありがと」
 サチコさんに別れを告げると、オレはヘルメットを被ろうとした。

 そんなオレを優しげな、心配げな表情で見つめるサチコさんの視線を感じて、ちょっと恥ずかしい。
「なぁ。お腹空かへん?」
「え?」
 ヘルメットを被りかけた手を止め、サチコさんに視線を返す。

「なんか用事あるん? 無いんやったら、ラーメン食べに行かへん?」
 意外な言葉に当然オレは驚いた。
「用事はないですけど、いいんですか?」
 なんだかよく分からぬ心配をしながら、オレはおずおずとサチコさんに聞いた。

「かめへんよ。もう終わりやもん。もうちょっと行ったとこに屋台出てるから食べにいこ」
「あ、はい、すいません」
 なんでオレを誘ってくれるのか訝しみつつ、素でそう返事していた。
「はい、乗って」
「え、あ、2ケツするんすか」

 最初、オレが後ろかと思っていたらサチコさんが自転車のハンドルをオレに預けようとしているのが分かったので慌てて自転車のハンドルを受け取った。
「当たり前やん、男の子が前やん、普通」
 オレは跨りながら、苦笑い。
「あはは、そうっすよね、すんません」
「ハイ、いいでー」
 どん、と後ろの荷台にサチコさんが座るのが分かった。

「いきますよ」
 さすがに自転車の2ケツは久しぶりだったので最初ふらついたが、それでもてろてろと自転車が進み出すとやや安定した。
 目当てのラーメン屋台はすぐに分かった。ガード下に赤提灯の明かりが煌々としている。客は一人もいないようだった。

「こんばんはー。オッチャン、ラーメン二つと、ビールちょうだい」
 慣れた様子で注文するサチコさんにならって、オレも用意された丸椅子に腰掛けた。
「なんや、お姉さん今日は彼氏と一緒かいな」
 ラーメン屋のオヤジのからかいをサチコさんは笑って受け流した。

「そうやでー、可愛いやろ」
 まず出てきたビールをコップについで、サチコさんはオレに渡した。
「えっ、オレ飲めないっすよ」
「一杯くらいいけるやろ。今日はお兄さんの記念の日やん」
 小声でそうささやくサチコさんの顔が、屋台の灯りに照らされてなんとも言えない色香を漂わせているように思えて、オレは一人でドキドキしていた。

「あ、ハイ、いただきます」
自分の分を注いだところで、サチコさんはコップをオレのコップにかちんと合わせた。
「はいはい、かんぱーい」
「か、乾杯」
 こんな風に女の人とビール飲むってことと、ビールの苦さがなんか大人の世界って感じだった。あっという間に酔いが回った気がした。

 ラーメンも食ったはずだけどあんまり記憶に残っていない。ビールはコップ2杯ほど飲んだはず。
「男やねんからちゃんと送っていかなあかんやん」
 なんかそんなことを言われた気もするが、ちょっと陽気になったサチコさんに言われるまま、オレたちは再び2ケツしていた。

 道中、オレはバイクの話ばかりしてた。当時はバイクブームがレースブームみたいな感じだったので、中型取ったら生駒に走りに行くとか、ツレとレースやりたいとか、何せ16のガキがそんな大人の女の人に気の利いたこと言えやしない。

 それでも、サチコさんはにこにこしながらオレの戯言を聞いてくれたはずだ。はずだってのは、どんな顔して聞いてくれてたかは2ケツなので分からない。

 5分か10分ほどでサチコさんのアパートにたどり着いて、どうしてそうなったかはよく思い出せないのだが、何故かオレはサチコさんの部屋に転がり込んでいた。

「泊まるっていうてきたんやったら朝までおりいや」
 そんなことを言われた記憶はあるから、親にウソついてきた経緯を知ってたサチコさんにそう言ってもらえたか、オレから泊めてくれって言ったのか。
 多分前者だろう、いくら酔ってたとはいえそんな大胆なことを口にできたとも思えない。

 サチコさんのアパートは当時にして築何十年だって感じの古いアパートだった。小さな台所と4畳半の部屋が二間だったかな。かすかなかび臭さと、女の人の化粧品の匂いが混じり合ってた。

「散らかってるけどかめへんやろ?」
 サチコさんはそう言ったが、むしろきれいな部屋だった。
「着替えてくるから、その辺でも座ってテレビでも見ときいな」
 そう言うとサチコさんはふすまを閉めて奥の間に消えた。

 言われるままに、オレはぺたんと座ってテレビを付ける。
 今みたいに深夜まで色々番組がある時代じゃないので、これっていうのが無く、取りあえずやってた天気予報をぼんやり見てた。
 しばらくして、サチコさんが戻ってきた。

「タバコ、吸うんやったらこれ使い」
 余り使われていないらしいクリスタルの灰皿をサチコさんに差し出されて、オレはサチコさんにしばらく目が奪われた、
 白でプリント柄の入った可愛らしいパジャマ姿だった。

「なに?」
 オレの視線に軽く赤面したようにも見えるサチコさんが笑った。
「え、あ、いや、なんか可愛くて」
 年上の女の人に言うべきほめ言葉じゃないのだが、当時のオレの素直な感想だった。
「なんやの、もう。そんなんいうたって何も出えへんで」
「すいません、あはは」
 オレはタバコに火をつけてごまかし笑いをした。

 視線に困って何となく部屋の中を見回す。テレビとは反対側に置かれたタンスの上にある写真立てに目がとまった。
 多分、はっきりと写ってないので分からないが、初期型のRZ250だと思う。
 それに跨るオレと同じくらいの年の奴、そして今よりもずっと明るく、若々しい印象のサチコさん。

「それ弟とわたし。実家に居るときに撮った写真」
 サチコさんの言葉に視線を返す。なんとも言えない寂しげな笑顔だった。
「RZですやん、すごいなぁ」
「弟も、なんか知らんけど山道とかよう行っとったで。競争みたいなんすんねやろ? 危ないから止めとき、いうても全然聞かへんもんなぁ」
 今なら、サチコさんの言葉の裏にある意味を感じ取れたのだろうけど、その時のオレはやっぱガキだったから、そこまで斟酌することなんてできやしなかった。

「今でも、行ってるんですか? 峠とか速いんでしょう?」
 オレの無神経な質問に、サチコさんは何故か明るく笑っていた。
「今も行ってるんちゃうかな。めっちゃ走ってるんやろうなぁ」
「えーなー、オレもはよ免許取らな」
 無邪気すぎるオレの言葉に、サチコさんの表情がまた寂しげなものに変わっていた。

「免許取るのはええけど、危ないこと、せんときや」
 その表情と、真剣な口調にオレはよくわからないままに何かを感じ取り、少し気圧された感じになってしまった。

「……それは、大丈夫ですよ、無茶とかしませんもん」
 一瞬口ごもってから、オレがそう言うとサチコさんは指切りげんまんのポーズをしてオレに向けてきた。
「ほなわたしと約束し。指切り……」
「げーんまん、ウソついたら……」
 サチコさんに合わせて、オレも指切りのポーズを取ると小指と小指が絡み合った。

「今度遊びに来ても相手せえへんで」
「えっ、マジっすか」
 オレが目を丸くするとサチコさんはぷっと吹き出した。
「あはは、ウソウソ。でも、危ないことはほんまにせんときや」
 笑いながらそう言うサチコさんの目が、かすかに潤んでいるようにも見えた。

「……なあ。ちょっとぎゅってさして」
「えっ」
 サチコさんがなぜそんなことを言い出したか、当時のオレには理解できず、ただ慌てるばかりだった。

「でも、いいんすか、まずいっすよ」
 うろたえて、訳の分からないことを言うオレに、サチコさんはくすくすと笑った。
「ほんま、可愛いなぁ。弟のこと思い出すわ……」
「えっ、あっ……」
 膝立ちしたサチコさんに抱きしめられた。頭を抱えられ、胸に押しつけられる。

「ヤバイっすよ……」
 ふくよかな感触と、かすかに漂う甘い香りに頭が真っ白になる。顔が熱くなり、自然と汗が噴き出るのを止めることなどできなかった。

「なにが、ヤバイのん?」
 おかしそうにサチコさんはそう言って、オレの頭や髪をその指で撫でつけはじめた。
「弟がな、まだ小さいとき、こうやってよう甘えてきたんや。姉ちゃん、抱っこして、いうて」
 サチコさんの優しいささやき声。そんな甘い声の響きもそうだが、サチコさんの胸の柔らかな感触にガキのオレの正直な反応が頭をもたげはじめる。

「え、あ、そう、なんすか」
 そんなことを言いながらも、元気になってしまう下半身のことを、サチコさんに悟られることの方が気になってしまう。

「大きなってから、冗談で抱っこしたろか、いうたらな。アンタみたいに顔真っ赤にして嫌がってな。ようおちょくったなぁ」
 おろおろするオレを尻目に、サチコさんはそうささやいて笑うと、抱きしめていた力を緩め、オレの両肩に手を置いてオレの顔をじっと見つめてきた。

「おちんちん、おっきなったんやろ。ふふ」
 笑顔だけど、真剣な視線にオレは目を逸らすことができなかった。
「いや、あの、その……」
 顔から火が出そうってのはまさにこういうことかも知れない。ストレートなサチコさんの問いにオレはなにも言えなくなった。

 黙り込んだオレの唇に、柔らかな感触が触れるのが分かった。しっとりとして、そして鼻をくすぐるなんとも甘い香り。
 サチコさんが、オレにキスしていたのだった。うっとりと目を閉じるサチコさんの顔。オレも、合わせるように目を閉じ、そしてサチコさんの唇に吸い付いた。

 柔らかく、そしてむっちりとしたものがオレの口の中に入ってくる。合わせるように、オレも自分の舌をそれに絡みつけた。
 舌と舌とが触れあい、それに合わせて唾液が混ざり合う心地よさに頭が痺れそうになった。

「大人の、キスやで」
 照れくさげにそう言ったサチコさんの表情に、オレの中の何かが吹っ飛んでしまった。
 いつの間にか、オレはサチコさんを押し倒していたのだが、サチコさんは嫌な顔ひとつしなかった。
 優しい、かすかな笑みさえ浮かべて、見下ろすオレをじっと見つめていた。

「……」
 今度は、オレからサチコさんの唇に唇を重ねていた。そっと、触れて、そして優しく吸う。
 サチコさんがさっきそうしたように、オレもサチコさんの唇を舌でなぞり、そしてかき分けて差し込んだ。

 サチコさんの腕が、オレの首に絡みつく。手のひらが、オレの髪をかき分け、撫でる。
 それに合わせて、オレも舌をくねくねと動かし、サチコさんの口の中をなぞり、かき回していた。

「んんっ……」
 かすかなうめきが漏れる。
 ついさっき童貞を捨てたって言っても、それで劇的にオレの何かが変わるってもんじゃない。

 どうしていいか分からぬまま、無我夢中で、オレはサチコさんのパジャマの上のボタンを次々と外していった。

 全部外し、前をはだけるとぷるん、としたサチコさんの胸がこぼれ出る。サチコさんはブラを付けていなかったのだ。
 さっき一戦交えた時にも見てるはずなのだが、改めて見るとその肌の白さと柔らかな質感を感じて心が震える。

「めっちゃ、きれい、ですよ」
 自然とオレはそんなことを口にしていた。そして、キスの時と同じように、そっと唇を触れさせ、そしてついばんだ。

 はむはむ……と唇で優しく噛むようにしてから、赤ちゃんみたいに、サチコさんの褐色付いた乳首を舐め、そしてしゃぶって吸う。
「あっ……んぅぅ」
 サチコさんの吐息が漏れ、身体がかすかに伸び上がる。もちろん、今だからこうやって書けるのだけど、当時はそんなに反応を確かめる余裕なんかない。右、左、って代わりばんこに舐めたり吸ったりするだけだった。

 ただ、女性の肌に触れていられるって実感は当時のオレにとってはそれだけでたまらないものだった。
 今だったら、もっと色々とできたのだろうけど、おぼつかない手つきで胸を揉みながら、乳首に吸い付くので必死だった。

「……ね、お布団行って、しよ」
 さすがに焦れたらしいサチコさんの言葉に我に返る。
「あ、はい、そうっすね」
 それでも、サチコさんはあの優しげな微笑みをたたえたままだった。オレががまだ若かったから許してくれたんだろうと思う。今なら、そこでおしまいのはず。

 ふすまを開け、奥の部屋に移動する。簡単にたたまれた布団を広げて、サチコさんはパジャマを脱ぎだした。
 オレも、慌てて着ていたものを脱いで、トランクス1枚になる。

「おいで」
 ぺたんと布団の上に女の子座りしたサチコさんが両手を拡げて、オレを招く。
「はい」
 身体は興奮して熱くなっていたが、さっきよりは少し冷静になった。

当時はまだAVなんてそうそう見れるもんじゃなかったので、雑誌か何かで覚えた知識を総動員して、オレはサチコさんの身体に挑むことにした。

 さっきと同様、胸から責めはじめる。けど、今度は単調にならぬよう、色々と舐め方や揉み方を変えていく。
 ずっと同じ所じゃダメなんだっていうのは、何となく分かったので、ぎこちないながらも、胸から、脇、そしてお腹へと徐々に移動するようにした。

 パンツだけになったサチコさんの身体は、むっちりとしていて、とても感動的だった。
オレのぎこちない責めでも、さっきよりはましになったのか、眉を顰め身をよじるサチコさんの反応は、少し自信を付けてくれる。

「気持ち、いい、ですか?」
 ムードもへったくれもないオレの問いに、サチコさんはうっとりと目を閉じたまま、頷いて吐息混じりの声を漏らした。

「うん……、ええよ、さっきより……上手やんか」
 当然お世辞に決まっているのだが、その返事に気をよくしたオレは思い切ってサチコさんのパンツに手を掛けていた。ずらそうとするオレに合わせて、サチコさんも腰を少し浮かせてくれる。

 完全に生まれたままの姿にされて、さすがのサチコさんにもかすかに緊張した表情になった。
「なんか……恥ずかしいわぁ」
 そう言って軽く頬を染め、視線を逸らすサチコさんの表情に、なんとも言えぬなまめかしさを感じた。

 オレは何も言わずに、膝を立てたまま、ぴったりと閉じられたサチコさんの両脚に手を掛け、じんわりと開いていった。

 当時はヘアヌードなんてのも裏本だのビニ本だとかでなきゃ見れないものだから、黒々としたアンダーヘア、そしてくっきりと色づいた裂け目の鮮やかな色につい見とれてしまった。

「そんなに見やんといて。ほんまに、恥ずかしいわ」
 目を潤ませたサチコさんのささやきを聞いても、視線を外すことなんかできやしない。
「めっちゃ……エッチですもん。もっと、見たいです」
 欲望に支配され、オレはそんなことを口走っていた。

「ふふ、ええよ
こんなおばちゃんのあそこでよかったら、見てもええよ」
 照れくさそうに笑って言うサチコさん。
「おばちゃんやないですって……」
 興奮のあまり声がかすれていたのは今でもよく覚えている。

 完全にサチコさんの股間に顔を埋めるようにして、顔を近づける。初めてじっくりと生の女性器を見る感動に、思わず息を呑んでしまう。
「……」
 賞賛と興奮、感動を言葉にできず、無言でオレはサチコさんの裂け目をそっと指で拡げていた。

 使い込まれた女性器は黒ずんでいる、なんて与太話に洗脳されていたせいか、意外に色素の薄い印象、そしてしっとりと湿り気を帯びた淫靡な美しさに胸が苦しくなる。
白っぽく光るクリトリスはまだ半ば以上包皮に包み込まれていた。

 多分、気のせいだと思うのだが、むんとした牝の匂いが鼻をつく感覚にオレは理性を失ってしまった。
 唇を裂け目に口づけ、そして夢中でしゃぶりつく。舌先をねじ込み、肉襞をかき分けて舐め、ねぶり尽くす。

「うんぅ……っ」
 ビクン、とサチコさんの身体が跳ね、反射的に太ももがオレの顔を挟み込み、締め付ける。

 最初の内は、オレの口から漏れる唾液だけだったのだが、徐々にかすかな酸味と塩気の混じった何か、がオレの口の中を満たすようになっていた。
 舐めるうちに固くしこっていくクリトリスに舌先を集中する。弾いては、突き、そして転がす。

「あっ……んんぅ」
 サチコさんのうめき声が、段々と熱を帯びたものに変わっていくのが分かった。
 押し殺すようなくぐもったうめき声と、しかし隠しきれない荒い息づかい。時折、痙攣にも似た鋭い震えがサチコさんの身体に走る。

本気で感じてんのかな?

 経験値の低さは当時のオレに答えを与えてはくれなかった。女体の本気の反応など、当然のように知らなかった。
 が、漠然と伝わる感触に後押しされて、オレは一層熱心にサチコさんの裂け目を責め続けた。

「んんーっ」
 そのうちに、ひときわ鋭く、サチコさんの身体が跳ね、そして力の入ったうめきが長く伸びた。
腰が浮き、幾度か震えたあと、糸が切れた人形のようにくたっとなるのが分かった。

「はぁ……」
 ややあって、大きく吐息を漏らしたサチコさんが顔を真っ赤にして恥ずかしそうにオレの方を見るのが分かった。
「アンタ、舐めるの上手やなぁ。才能あるわ」
 とろんとした表情のサチコさんにそう言われると嬉しくないわけがない。

「そうっすか? 必死やったんすけど……」
 よだれにまみれた口元を手の甲で拭って、オレは一息ついた。どうやら、サチコさんがイッてくれたらしいと分かって、なんとも言えない充足感のようなものがこみ上げてくる。

「気持ち良かったよ……。彼女できても今みたいにちゃんとしたげや」
 よろよろと身体を起こすと、サチコさんは少し乱れた髪をかき上げた。
「アンタのんも、かちかちやん……」
 そう言うなり、サチコさんはオレの股間に顔を埋めた。四つんばいの姿勢で、ぱくんと隆起したオレのものをくわえ込んだ。

「あっ、ううっ」
 暖かく、ねっとりとした何かに包み込まれ、そして柔らかな、しかし意志を持った固まりが這い回る感触の心地よさに思わず声が漏れた。
「んっ……ふふっ」
 鼻から抜けるようなサチコさんの吐息がオレの股間を包み込む。

 オレとは違って、的確かつ熟練された舌のうごめきがもたらす快感に、オレのイチモツはさらに硬度を増していった。
 サチコさんの口の中で、絡みついて泡だったサチコさんの唾液が、淫靡な水音を奏ではじめた。

「くうう……」
 気持ちよさに堪えきれず、どうしても声が出てしまう。
「あっ、ヤバイっす、イキそう、ああっ」
 我慢などできるはずがなかった。オレのうめきに一瞬ぴくんと動きを止めたサチコさんだったが、おかしそうに目で笑うと、続けて責められていた。

 放尿にも似た、しかし比べものにならぬほとばしるような快感とともに、オレのイチモツはその精を数度の身体の震えとともに吐き出していた。
 サチコさんの、口の中に。

「んぅ」
 吐息混じりにうめきが漏れ、一瞬の脱力感に自然と目を閉じていた。
「んくっ……やっぱり若いなぁ。
さっきしたばっかしやのに、もう回復してるやん」
 喉を鳴らしオレの放った精を嚥下したサチコさんは、満足げにそうささやくと、唇の周りを枕元のティッシュで拭って一笑した。

 唾液と精にまみれたオレのイチモツに舌を絡め、ぱくりとくわえ込んでねぶり取ると、つんつんと指先で突く。
「まだ、元気やなぁ……。ふふっ」
 ぺたんとお尻から座り直したサチコさんは、内股気味に膝を立てた姿勢で、両手を拡げてオレを招いた。

「おいで……。わたしも、アンタのんが欲しいわ」
 うっとりとそう言うサチコさんの視線が、淫蕩な輝きを放っている。
「うん……」
 オレとサチコさんは、完全に淫靡な空気に支配されていたのだった。

 膝立ちでサチコさんに寄っていくと、オレはサチコさんの両膝を割り拡げた。
 自分の手でイチモツを掴み、そしてサチコさんの裂け目にあてがうようにする。拡げられたサチコさんのそこは、さっきオレが舐めたとき以上に濡れ、そして輝いて見えた。

「めっちゃ……濡れてますやん、おめこ」
 オレがそうささやくとサチコさんはかすかに赤面した。
「そうや……男の人のん舐めたらな、わたしかって興奮すんねん」
 早口でそう言って、顔を伏せ、上目でオレを見つめる。

 その言葉に全身が熱くなる。オレはサチコさんを見つめたまま、イチモツをぐっと押し込んだ。

「んんぅ……あっ」
 予想以上に、サチコさんのそこは濡れていた。殆ど抵抗感の無いまま、肉と肉がこすれあい絡みつく。
「くうん……っ」
 こぼれたサチコさんの吐息がさっきよりも大きい。オレの首に抱きついていたサチコさんの手に力が入るのが分かった。その重みに負けて、サチコさんを押し倒す形になった。

「はぁ……」
 暖かな肉に包み込まれぎゅっと締められる快感にオレも声を漏らしていた。
「めっちゃ……気持ちいいです、めっちゃ」
 うわごとのようにささやきながら、オレは抽迭を開始した。絡みつく肉に押し出される感覚に抗うように、ぐっ、ぐっ、とサチコさんの奥底に突き立てる。

「ぁあっ、あ……ぁ、ぁ、ぁんっ」
 恥じらいからなのか、漏れる声を押し殺そうとするサチコさんだったが、我慢しきれず、時折声のオクターブが上がってしまう。

 身をくねらせ、しかしオレに抱きつく力が強くなっていく。肌と肌がより密着し、熱を帯びたからだがさらに熱を増す。
 接合部からこぼれるぬめり気をかき混ぜる音が、徐々に大きくなっていった。

「あぁんっ、あんぅぅ」
 漏れる声を、下唇を噛むようにして抑えるサチコさんの切ない表情が見えた。
 その時なぜそうしようと思ったのかはよく分からないが、オレは繋がったままでサチコさんの唇に唇を重ねた。

「ぁ、んっ、んんぅ」
 無理矢理に唇を合わせ、舌先をねじ込んでいく。苦しげなサチコさんのうめく吐息が、オレの唇の中にも入り込んでくる。

 抽迭を止めないまま、舌先を舌先に絡めていく。それに答えるように、サチコさんも舌を絡め、そして二人で夢中で吸い合った。

「んっ、ふぅん……んっ」
「んくっ、んっ、んっ、んーっ」
 オレとサチコさんのうめきが絡みつき、そして一つになっていく。息苦しさからなのか、痺れるような感覚が全身を走る。

 次の瞬間、オレとサチコさんが繋がっているあたりから、それまで経験したことのなかった感覚が、なんて言うのかな、爆発するって感じだろうか。快感が膨れあがってそれに全部が取り込まれたようにも感じた。

「んぁ、ああっ……」
「ンはっ、ああっ、あ、あ、あんっっ!」
 いつの間にか重ねていた唇が離れ、オレもサチコさんも殆ど絶叫に近いうめきを漏らしていた。

鋭く、何度も身体が震える。そして、あの放出感が全身を駆けめぐった。
 視界が、一瞬真っ白になる。滲んだ汗が、額から顔を伝いぽとん、と落ちる感覚があった。

「ふぁ……ぅ……ん」
「ふぅ……っ」
 全身の力が抜け、唇から自然と吐息が漏れた。

 しばらくそのまま、繋がっていた。すっと視界が開けてきて、ぐったりとしたサチコさんの顔をぼんやりと眺めていた。
ピクン、ピクン、と時折身体を震わせ、上気した肌を薄いピンクに染めたサチコさんは、とてもきれいで、そして何よりもエロかった。

「……なぁ。大人のエッチした感想は?」
 体液で汚れた下半身を処理した後、ごろんと横になったオレにまとわりつくように寄り添ったサチコさんは、オレの肩に頬を乗せてそうささやいた。

「なんか……めっちゃ変な感じです。悪い意味じゃなくて、その……」
 どういう風に答えればいいのかすぐ言葉にできなくて、オレはもごもごと言った。
 なんとも言えない高揚感と、達成感を旨く伝えられないもどかしさに困惑していると、サチコさんはくすくすと笑って、うっとりと目を閉じた。

「本気のエッチって気持ちええやろ……。わたしも、久しぶりやわ」
 その表情に、オレはなぜか感動して、訳も分からずサチコさんの身体をそっと抱きしめた。自然と頬と頬があたり、その柔らかさとくすぐったさに笑いがこみ上げた。

「ふふっ。なぁ、キス、して」
「うん」
 身を起こして、オレはサチコさんの唇に唇を重ねた。
 そのまま何となく一緒に寝て、朝になるとオレとサチコさんは近所にあったサ店でモーニングを食べ、そして別れた。

「……また、遊びに行きますね」
「アカンで。ちゃんと大人になってから」
 そう言ってサチコさんはいたずらっぽく笑うと、手を振ってバイクに跨るオレを見送ってくれた。

「わかってますって」
 オレも手を挙げるとバイクを発進させた。ミラーの中のサチコさんは、しばらく、オレを見送ってくれていた。だんだんと小さくなるサチコさんの姿を、オレは今でも忘れられない。

 その後、3ヶ月ほどして、どうにか中型免許を取ることができたのだが、間抜けなことにRZ50で右直事故を起こしてしまい、オレは脚を骨折、3ヶ月ほど入院する羽目になった。

 RZは廃車になってしまったので、夜出歩く足もなく、事故の保証金はあったけど、学校やら何やらで忙しく、次のバイクもなかなか買えぬままだった。
そんなこんなで、色々とあってオレもサチコさんの所に遊びに行くどころではなくなってしまった。

 結局、オレは再びバイクに乗ったのは高校を卒業できることが決まってからだった。
別にバイクが無くったって、チャリでも良かったのだけど、ガキの詰まらないプライドがあって、せっかく取った中型のバイクで行きたかったのだ。

 ほんとはRZが欲しかった所だが、違う先輩の知り合いからSPレーサー崩れのぼろぼろのTZRを安く売ってもらうことになって、カウルがなかったTZRを丸目ヘッドライトに変えて、オレはまたしても親に嘘をついて夜の街に出かけた。

 初めて行った時と街の雰囲気はまるで変わっていなかった。今度は、目指す場所が決まっているので、やり手婆ぁどもの声には目もくれず、あのサチコさんとこの婆ぁがいたあたりを真っ直ぐ目指した。

 だが、そこにはまるで違う婆ぁが客引きをしていた。
「お兄ちゃん、遊んでいかへん」
 声をかけてくる婆ぁに、前にあった婆ぁのことを尋ねる。

 だが、返ってきた答えはオレを失望させるものだった。

あの婆ぁは、ずいぶん前に店じまいしたのだった。

 サチコさんのことも、聞いてみた。婆ぁが店じまいする少し前に、この仕事を辞めて田舎に帰ったらしい、という話だった。それ以上の消息は、分からない、とも。

 結局、その日はその婆ぁのところで遊んだのだが、あのサチコさんとの時のような盛り上がりもなく、それ以降オレは新地に遊びに行くことも無くなった。

 今ではオレも結婚して子供がいる身になったが、今でも変わらずバイクには乗り続けている。免許も中型から大型にステップアップし、今乗っているのはB型のZX9Rになった。

 実家から独立はしたが、そう遠くない所に今も住んでいるので、
時折新地の近くやサチコさんの住んでいたあたりを通りがかることがある。

 その度に、あの時のRZのミラーの中で小さくなっていく
サチコさんのことを思い出し、胸の中が切なくなる

女性向け風俗、出張ホストと妊娠して子供を産みたい女社長のちょっと不思議な物語

私は昼間は会社員をしているが
夜と休日は女性向け風俗の出張ホストをしている。

この仕事を始めて3ヶ月、
やっと固定客もつくようになり、
以前ほど金に執着せずに
SEXを楽しめるようになってきた。

そんな私の固定客の一人で、
小さなジュエリーショップを
経営している女社長の27歳のSとの出来事だった。

その日は、都内の某高級ホテルの
ロビーで待ち合わせ。

時間通りに私がホテルに着くと、
それをめざとく見つけたSは、
明らかに今までと違っていた。

服装といいメイクといい、
明らかに「特別の日」を意識させる装いだった。

彼女の手を取り、
彼女に導かれながらたどり着いた部屋は、
なんとスイート。

中に入ってさらにビックリ。

とにかく今まで何度かシティホテルに泊まって
女性の相手をしてきたが、
これほどの格のホテルは初めてだった。

部屋に入りソファに落ち着くと、
私は彼女に質問した。

「今日はいつもと違ってすごく綺麗だけど、
何か特別の日なの?」

彼女の答えは

「今日は、私の誕生日なの」

それを聞いた私は、

「え?だったら、前もってメールで教えてくれれば、
花束を用意したのに」

ところが、それに対する彼女の言葉は
私に謎をかけるようなものだった。

「ううん、いいの。
今日はもっと別の物がほしいから」

「別の物って?一体何?」

「私ね、今まで一人で頑張って仕事してきたけど、
やっぱり夜一人になるとすごく寂しいの。
まだ店が軌道に乗るまでは
がむしゃらに仕事をしてたから、
余計なことを考えずにすんだんだけど。
でも、店の方も落ち着いて時間に余裕ができたら、
今まで恋人も作る暇もなかったから、
独り身がすごくつらいの」

と前置きから語り始めた。

「だからね、私」

そこで言葉が途切れる。

「だから?」

何となくその後に続く言葉が想像ついたのだが、
とにかく尋ねてみた。

「私・・・子供をつくろうって決心したの」

この言葉をうすうすは覚悟していたが、
さすがに実際に聞かされると
私も落ち着きを失ってしまった。

そんな私に追い打ちをかけるように、
彼女は続けた。

「今まであなたに3回会って、
あなたがどういう人かよく分かったつもりだし、
あなたの子供だったら私ひとりで育てられると思うの。
だから、今日からはもうゴムなんて着けないで、
本当に生まれたままの姿で私を愛して欲しいの!」

そこまで語った彼女の目には、
今までにない真剣さと涙があふれかかっていた。

少しでもリラックスするために、
私はちょっと茶化して

「そっか、でも、俺の精子は高くつくよ」

なんて言ってみた。

しかし、相変わらず彼女は真剣で、

「分かってる。今日は私もそのつもりなの。
だから、明日の朝別れるまでは、
お金のことなんか気にしないで、
思い切り私を愛して、一晩中ずっと愛して!」

普段は仕事では必ずゴムを持参して
着用している私としては、
余計な物を着けずにできるのは嬉しいのだが、

「自分の子供」

というものがまだピンと来なかった。

が、彼女はお客様だし、
その要望には応えなくてはならない。

私は腹を据えて覚悟を決めたのだった。

お互い一糸まとわぬ姿になり、
まずは抱き合ってキスをする。

お互いの右手は、
相手の性器を愛おしみながら。

そうすること10分弱、やっと唇を離して、
彼女を抱きかかえてバスルームへ向かった。

バスタブは大理石でできているようだ。

バスタブにお湯を入れながら、
彼女をバスタブの縁に腰掛けさせ、
私が体を洗ってあげる。

首から始まり、バストに降りていった私の手は、
優しく彼女のバストを愛撫するようになでる。

彼女から軽い吐息が漏れる。

そして、私の手は徐々に下腹部まで降りていったが、
そこでいきなり手を離し、
彼女の両膝をつかんで
有無を言わさずに開脚させた。

そこには今日のためにか、
念入りに手入れされたヘアと、
そのしたにはすでに潤んだ彼女自身が見て取れた。

「イヤ、恥ずかしい」

と言う彼女に私は

「今日が初めてじゃないでしょう」

と答えるなり、
彼女の股間に顔を埋めた。

「あっ」

すでにキスと上半身への愛撫で
高ぶっていた彼女の体は、
感度も敏感になっていた。

私は彼女から顔を離すと、
前戯としての挿入を試みる。

「あぁっ!」

彼女の両腕が私の背中を強く抱きしめ、
その唇で私の唇をむさぼるようにキスをした。

目を開けてみると、
彼女はまた涙を流していた。

私は

「こういうの、嫌い?」

と念のために尋ねてみたが、
彼女は

「違う。すごく嬉しいの。
だって、ゴムが着いていない
生身のあなたが私の中に入ってるんだから」

なんて嬉しい答えを返してくれた。

「じゃぁ、メインイベントはベッドでね」

と言って、ちょっと残念そうな顔をする
彼女からペニスを抜き取った。

その後は、彼女をバスタブに浸からせて、
私は自分の体を洗う。

そして、彼女と一緒にバスタブにつかり、
お互いに新婚のようにいちゃいちゃしながら、
相手の体を愛撫しあった。

バスを出たら、彼女の体をバスタオルで拭いてあげて、
体を隠すことなどは許さずに
そのままの格好でベッドへ行かせる。

私もおもむろに体を拭き、ベッドに入る。

そこからはもう、あえて描写するまでもない
男と女の営みが行われた。

ただ、いつもより彼女は
激しくそして愛おしかった。

その間に彼女は何度か達したようだが、
私にもそろそろ限界が訪れた。

「本当にいい?このままイッて?」

「このまま来て欲しいの、お願い」

「俺なんかの精子でいいの?後悔しない?」

「お願い、もうこれ以上じらさないで。
私の中にあなたの精子を流し込んで!」

私も普段より著しく興奮していたためか、
予想以上の量の精液を中出し、
それは確実に彼女の膣内へと
送り込まれていった。

「あぁ、私の中にあなたの
熱いのが入るのがわかる」

と彼女は言ったきり、
幸せそうに目を閉じてしまった。

私たちはつながったまま、
おそらくは1時間以上もうとうととしていたと思う。

いつまでも彼女に覆い被さっている訳にもいかず、
私は彼女からペニスを抜いたのだが、
気づいた彼女は目を閉じたまま

「こっちに」

と言う。

彼女の言う意味はすぐに理解できた。

私は、彼女の愛液と私の精液でぬるぬるになった
ペニスを彼女の顔の前に差し出した。

彼女は目を開けニッコリとほほえむと、
おもむろに口を開いて
私のペニスにしゃぶりついた。

ゆっくりゆっくりと、先の方から根本まで、
唇と舌を使って丁寧に綺麗にしてくれた彼女。

私はこの時ほど彼女が
可愛く愛おしく思ったことはなかった。

その後、ゆっくりと時間を
かけた交わりは3回行われた。

2回目はバスルームで、3回目はソファで、
そして最後は再びベッドで。

これほど密度の高いSEXは記憶にない、
というくらいお互いを愛し合った夜だった。

翌朝、彼女が私に差し出した封筒には、
後で開いてみたら大20枚が入っていた

規定の料金は宿泊で
大7だというのにもかかわらず。

それが先々週の金曜から
土曜にかけての出来事だった。

それ以来、他の女性と割り切った
SEXをする気になれず、
主張ホストの仕事を休んでいる。

そのことをSにメールで告げたところ、

「今週末またこの前のホテルで、
今度は仕事抜きで私を愛して。
もちろんお礼はするから」

との返事が携帯に送信されてきた。

近い未来、
彼女はいつか俺の子供を妊娠し、出産するだろう

その時、俺はどうすればいいのだろうか


アダルトブログランキングへ