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マグロ女だった妻が超淫乱に

去年の秋、俺が失業していた時の事です。嫁(A子・34歳)がパートの仕事仲間二人(B子、C子)と一緒にK温泉に連れて行って欲しいと言うのです。

 平日なら宿泊料金も安く、客も少ないだろうと、かなり前から予約していたようです。俺も失業の身、自由が利くし、K温泉から少し離れた所にある、何度か行った事のある小さな湯治宿に泊まるのもいいかと思って、引き受けました。



そこの湯治宿は、いつも客が少なく、静かでゆっくり湯に浸かれるので、気に入っています。それに宿のおやじは人が良く、もし満室でも何とかしてくれるだろうと思って、予約しませんでした。

 当日、子供の事は俺の実家に頼んで、朝10時ごろ出発。車で4時間程かかるので、昼食、観光しながら午後3時過ぎにK温泉に着きました。女三人、宿で降ろして、湯治宿に向かいました。

 15分程で到着。なんと、玄関に休業の張り紙が出ていました。近くの人に尋ねてみると去年の春、宿の主人が亡くなって以来、宿は閉じ切りだと教えてくれました。

 仕方ないので、K温泉まで引き返し、嫁と同じ宿に泊まろうかと考えましたが女三人の中に割り込むのは、お互いに気をつかうと思い、近くの観光案内所に相談してみました。

 いくつかの宿に問い合わせてくれましたが、五軒目の宿が夕食無し、朝食は用意してくれるとの事但し、宿には風呂は無く、外湯でも良いかと言われ、料金の事も考えて、その宿に決めました。

 午後五時前、先ず宿の浴衣に着替え、K温泉の街並みを散歩しながら、外湯に行きました。観光客なのか、結構風呂は混んでいましたが、もしかしたら嫁たちも隣の女湯にいるのではないかと
考えながら、ゆっくり湯に浸かりました。

 帰りはコンビニに寄って、お弁当とビールを買って宿でテレビを見ながら食べました。今頃、嫁たちは楽しく酒盛りしているだろうなあ、と思うと無性に寂しくなります。

 気を紛らわそうと、外に出て街の店をひやかしながら、外湯に行きました。最初と違い、人は少なく露天風呂は俺一人でした。「大きな風呂を独り占め」は気持ち良いものです。

 しばらくすると、男ばかり三人が入ってきました。年齢は40代くらい見え、体格の良い人達です。酒が入っているのか、盛んに女の話をしていました。一番年長と思える男が

「A子は小柄だが、可愛いし、尻も大きいし、乳は小さいけど、磨けばいい女になるぜ」と言い、別の男が「俺はB子の方がいいなあ、背が高いから抱き心地が良いと思うけど」言います。

 先程の年長の男が「C子は抜群に乳が大きいな!俺の手に入るかな」などと言ってます。三人の名前を聞いて、俺はまさか嫁達ではないだろうなあと思い、胸がドキドキしてきました。

 年長の男が、一番若い男に「Y君、お前、嫁と別れて何年になる?」と聞くとY君は「三年になります」と答えました。「そうか、もう三年か、37歳になったのか」と言い「じゃあ、今夜はお前が一番若いA子の世話をしろ、三年分、抜いてもらえよ」と笑っていました。

 別の男に向かって「B子はお前の好みなんだろう、うまくやれよ」そして「俺はC子を頂く」
「あのデカパイを思いっきり、揉んで吸ってやるからな」と思い出し笑いをしていました。

 最後に「スナックで飲む約束になってるから、9時に宿の前に集まってくれ」と言い、三人とも風呂から出て行きました。俺も急いで風呂から出て、三人の後を付けました。やはり、嫁達の宿に入って行きました。

 彼らが話してた女とは、嫁達です。夕食の時に隣り合わせになって、お酒も入って、親しくなったのでしょう。一風呂浴びてから、もう一度飲み直す約束するとは、嫁達も大胆です。

 9時丁度、男三人、女三人、宿の玄関から別々に出てきました。どちらも付かず離れず商店街を通り、カラオケもできるスナックに入りました。

 俺は店の中に入るわけにもいかず、向かいにあった屋台で酒を注文し、店のおやじといろいろ世間話をしながら時間を伸ばし彼らが出てくるの待ちました。一時間半程経った頃、男と女二人づつ、カップルで出てきました。

 そして、商店街の薄暗い細い路地へと入っていきます。入口に小さな灯が付いた建物が見え三組の男女はその中へと、吸い込まれていきました。入口には「ホテル」と小さく書かれていました。

 もう、嫁達は俺の手には届きません。あきらめて宿に帰り、床に入りましたが眠れませんでした。それでも、いつの間にか眠っていたようです。ふと目が覚めると朝の五時過ぎです。

 昨夜のホテルに行ってみました。場末の古ぼけた木造の建物で、中に人のいる気配が分かります。でも、時間が時間なので、嫁達は宿に帰ったに違いないと思いました。

 それから外湯に行き、湯に浸かりながら、嫁の浮気を咎めるべきかどうか、考えました。今は失業の身、嫁のパートで養ってもらってる弱みもあり、黙っておこうと思いました。

 朝の六時半頃、外湯を出て宿に帰ろうと思ってから、もう一度念のためにホテルに行ってみました。一組のカップルが出てきました、なんと、嫁とY君です。急いで引き返し昨夜、酒を飲みながらスナックにいる嫁達を待った屋台の陰に隠れました。

 Y君が嫁に「A子、俺、すごく気持ち良かったよ、A子をもう誰にも渡したくないと思った」「本当!Y君喜んでくれて嬉しいわ。私もすごく気持ちよかったよ」と言いながらY君の手を引っ張りながら、俺のいる屋台の陰に来て、Y君の首に手をまわし、キスしました。

 俺のすぐ目の前です。そして「ねえ、もう一度、Y君に抱かれたい」と恥ずかしそうに言います。Y君は「えー、初めはいやだいやだと言ってたのに、一度抱かれると今度はA子から抱いて欲しいって、すごい変わりようだね」

「馬鹿、そんな恥ずかしいこと言わないで、私、Y君の事大好きになっちゃったの」「じゃあ、宿に帰ったら、仲居さんに袖の下を渡して、二時間程部屋を貸してもらうから」とY君。

 嫁は嬉しそうにY君に抱き着きました。チェックアウトまでの時間も惜しんでY君と愛を確め合おうと言うのです。それも嫁の方から誘っているのです。「旅の恥はかき捨て」と言う諺がありますが、こんなにも大胆になれるものでしょうか。

 午前十時、俺は嫁達の宿に車で迎えに行きました。B子とC子は玄関で待っていました。嫁の姿が無いので尋ねると「朝から姿が見えないのよ、街へお土産でも買いに行ったのかしら」と

 どちらも知っててとぼけてるのか、心配そうに答えます。三十分近く経ってから宿から出てきました。すぐ後に、Y君も出てきました。二人とも、顔を見合わせ「にこっと」笑顔で会釈して別れました。

 車の中では、最初、お土産の話をしていましたが、すぐに三人とも眠ってしまいました。俺は、一人昼飯も食わず、ひたすら走り、予定してた午後4時より早く家に着きました。

 これで、嫁とY君の関係は終わったと俺は思っていました。時々嫁の携帯を覗いてもそれらしきメールも通話記録もありません。勿論、家の電話にもありません。

 ようやく、俺も就職先が決まり、一月から出社することになった12月のある日、嫁が「パパが就職したら、また三人で温泉に行ってきていい?」と聞くので「ああ、いいじゃないか、行っておいで」と答えました。

 しかしもしかしたらと思って「どこへ行くの?」と聞くと、やはり「K温泉」と言います。それからは嫁の携帯をこまめにチェックしました。私の知らない人からのメールはありません。

 B子とC子のメールもチェックしてみました。C子のメールに「三人が一月終わりの火曜日K温泉で逢おうと言ってます、Y君もA子のこと待ち焦がれてるそうです」とありました。

 C子を通して、嫁とY君は繋がっていたのです。一旦「行っておいで」と言いながら後から取り消すこともできず、「まあ、いいか」と思ってしまいました。それと、K温泉で浮気してから、嫁は私に対し優しくなりました。

 それに夜も積極的に求めてくるようになり、以前のマグロ状態が嘘のようです。浮気は決してマイナス面ばかりではなく、プラス面もあるのだとも思ったからです。

 一月最後の火曜日の朝、俺は出勤する時、嫁達三人を駅まで送りました。みんなニコニコ楽しそうでした。きっと、あの時の男達と逢えるのを楽しみにしてると思います。

 特に嫁はY君の事を心の奥深くに秘めている様で、夜の営みの折など、絶頂に達してくると知ってか知らずか、Y君の名前を口にすることがあります。

 今夜も二人は夜も眠らずに何度も愛を確め合い、お互いを確かめ合うと思います。俺は嫉妬を覚えながらも、それ以上に、嫁が変わっていくのを楽しみにしています。
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